GRA の「企画ノート」です

NPO法人GRAが、企画案や作成中の文章などを公開し、広く意見や提案も募集するページです

【 何故、NPO? 】 (草稿)


GRAの事を、より理解してもらう為、コラム文章を作成中です。
ここに、その草稿を掲載しますので、校正や意見など、みなさんからの指摘をお待ちしています。
 
 
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    他のNPO法人の事を紹介する記事を掲載し、色々な NPO法人 の事をアピール
    すると、時々、受ける質問や言葉があります。

 「 オートバイの事をもっと載せた方がいい、NPO の事に興味はあんまり無いので 」

 「 NPO 法人だという事は分かった。 でも、それはオートバイという趣味の世界での
  活動を、少し正当化しようとしているだけでは 」

 「 非営利の法人だと言っても、利益を一定以上は出して、収支がきちんとしていな
  いと社会的な信頼は得られないでしょ 」  などと 。
 
  
『 なぜ、NPO? 』

指摘の通り、GRAはオートバイを 主題(テーマ)に置いた活動しています。
そして、「 ライダーとオートバイにとって、より良い環境を創り上げる 」という活動の目標は、一般的な意味では、社会貢献とは言えないのかも知れません。
  
他の NPO法人であれば、人の生活や健康を助け、人の人権や生命を危険から救い、地球環境や生態系を改善するという目標を掲げて活動していますので、較べると NPO らしくないと言われるのも当然の様に見えます。
しかし、私達は、基本的に利益を求めない NPOとしての活動こそが、人として普通の事だと考えています。
 
 
『 普通の事 』
    
「 企業は人なり 」という言葉があります。
私は、この言葉の理解の延長として、一人の人を一個の法人として見ています。
   
利益(収入)を得る事に生きがいを持つ人は、より多くの収入を得て、社会的に恵まれた生活を送る事を目標にしているでしょう。
が、それとは異なり、利益(収入)を目標としないで、自身が持っている知識や能力を社会のために役立てたいと考えて、行動している人も大勢います。
    
そして、私も、オートバイを通じて知り、考え、学んだ多くの事の中に、きっと社会の多くの人々の役に立つ事があるだろうと信じていて、人々の役に立ちたいと行動を続けてきました。
   
そんな私にとっては、NPO 法人として活動する事は普通の事ですし、きっと 他の NPO法人を創立した人々の中でも、「普通の事」をしていると考えている人は多くいると信じています。    
  
 
『 支援のカタチ 』    

NPO法人活動とか、社会貢献活動と言うと、ちょっと敷居が高く、縁遠い存在に感じる人も多くいるでしょう。実際、人の生活や生命に関わる深刻な課題や、地球環境の改善など壮大な目標を掲げている NPO法人の活動には、「支援はしたいけど ・・」と躊躇する気持ちは理解できます。
   
ただ、GRA の場合には、少し違う事を伝えます。
もちろん、「寄付」を頂戴する事はありがたいのですが、一番の “支援” は、Webサイト を通じて発信している様々な コラムやメッセージ、動画などを観て、良い内容だと思えたら「いいね」や「リツィート」をして下さる事です。
   
そんな、簡単な事ですが、私達の活動にとっては大きな励みになっている事を知って欲しいのです。その上で、「質問」や「指摘」、「意見」を頂戴出来れば、更に大きな刺激と励みになる事は言うまでもありません。
   
GRAは、そんな考えで NPO法人と活動していますので、どうぞ、これからも “支援” をよろしくお願いします。
 

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「 妖怪ガレージ日誌 」 企画進行中 です

  
11月15日(金)と16日(土)、二日間にわたり、妖怪ガレージに籠って行なった作業は、久し振りに愉悦のひと時だった。
しかし、同時に、撮影という圧力と、それを編集・発表するという、自縛の責め喘ぐ始まりだったと言える。

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が、こうしてはいられない!!
少しずつ、前進あるのみだ。



『 普通ではない事 』

行なった作業は、リアサスペンション ユニット を取り筈して、リアスプリング を交換して、各部の清掃と給脂をして、各部品のアライメントを正確にとって、組み立てる、という単純な作業だった。
普段、普通に行なっている事だと言っても、多くの人にとっては普通ではない。 その上、触る箇所の部品には “普通ではない部品” も多く、整備作業も “普通ではない” から、それを伝えるのも “普通以上に” 大変。
   
そんな訳で、“普通ではない事” を書きたくって、伝えたくっているのに、ネックになっている事がある。

 

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『 動画の長さ 』

ネックになるのは、撮影した映像の本数と長さ。
「妖怪ガレージ日誌」は、極力、編集などの処理を省きつつ、内容は “精緻で濃く” というポリシーだから、そこがネックになってもいる。
  
撮影した映像は、それぞれの作業工程別に撮影しているから、本数は 14本で、映像の長さも 二日間(主に午後から)の 6~7時間 分にもなるだろう。
作業工程別に 映像や日誌をまとめたとしても、動画の長さは 30分は覚悟が必要だ。
  

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だから、動画が多少長く、饒舌で退屈な内容に見えたとしても、どうか覚悟していて欲しい。
 
あぁ、言ってスッキリした。
 

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12/1に向けて、 企画・提案を募集中!

  
来る、12月1日に開催する 『 撮影&練習 イベント 』に向けて、あなたの 企画や提案を募集しています。

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   「 こんな映像が観たい 」
   「 分かりやすい解説映像が欲しい 」 など ・・・
  
オートバイの事で、ライディング方法や練習方法、整備の方法やその効果など、あなたが見たい映像や画像について、あなたの提案を送って下さい。
撮影&練習 イベント 』では、いつまでも、楽しく、安全なオートバイライフを過ごすのに役立ちそうな画像や映像を撮影しますが、可能なら、あなたの提案も聞かせて欲しいのです。

送付は、この記事へのコメント返信か、下記のサイトを通じて送付ください。

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【 11月21日現在・撮影映像候補・予定

  
〇 「 基本練習・サークル走行 」
   〇 「 基本練習・2本オーバル走行 」 
   〇 「 基本練習・4本四角パイロン走行 」


  〇 「 フロントフォークの整列 」
       ・・ フロントフォークの整列作業と、その作業の前後(Before & After)の
               オートバイの動きの比較


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イベント当日の参加者( モデル、カメラマン等 )は、当日にならないと分からない為、集まってくれる方々の意見や雰囲気に合わせて、楽しく活気のある映像や画像の撮影を行ないますので、予定はあくまでも予定です。

が、あなたの強~い提案、説得力のある要望であれば、実現したいと思うのが人情です。また、当日、イベント会場で直接、意見や要望を伝えてもらうのも大歓迎です。
   
では、みなさんからの「提案」や「要望」をお待ちしています。
 

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【 撮影 & 練習 イベント 】  http://gra-npo.org/schedule/photo&practice/top.html


 
 
 
 

妖怪ガレージ日誌、次回予定

   
頭の中には「 あ! これ伝えたい 」、「 あぁ、これも言いたいなぁ 」とか、次から次へと浮かび上がり、その度にメモを繰り返していると、厚く重なったメモが呼び掛けてくる。

     「 あんた、いつになったらやるん! 」

そんな、メモ達の声から逃れつつ、浮かんだ発想に応えるカタチの一つ(逃げ?)が 『 妖怪ガレージ日誌 』だ。



【 妖怪ガレージ日誌 】

普段から、ガレージでやっている整備作業を、ただ詳しく発信するだけというのが基本コンセプト。
でも、その中身は、全国の誰かに参考になる事の一つや二つ、きっとあるに違いないと思っている。
 
ただ、それを伝える企画は以前にもやってきたけど、画像を撮影して加工して、原稿・テキストを考えて、タイトルを決めて、それらをレイアウトしてやるって考えるだけで、“ 厚いメモ ” 効果そっくりの現象になる事も経験している。
  
そこで、選択や加工が必要な画像ではなく、映像を主体に発信すれば良いと気付いて、『 妖怪ガレージ日誌 』という新たな名称もつけて発信を始め、既に 3回発信済みだ。
お蔭様で、直ぐにチェックしてくれる方も居て、約 30分という長尺の映像(基本無編集)にも関わらず、少しずつ注目を集めてもいる様子。

 
 
【 次回予定 】

そんな経過で歩み始めた『 妖怪ガレージ日誌 』だから、他の 進行中の企画の様にプレッシャーを受けて、フリーズにならない様にしたいと常に願っている。
で、幸運なコトに、煮え切らず、はっきりしない操縦性に悩まされ続けている トラ君(トライアンフ ストリートトリプル)に、最近改善の兆候がはっきりと表れてきた。
  
だから、今度は その改善の為の作業を撮影して、その作業の内容を 『 妖怪ガレージ日誌 』として発表しようと考えている。
そのテーマは、

  「 リア サスペンション ユニットの脱着作業 」
  「 正確なチェーン調整 」
  「 簡単明快な前後タイヤ整列調整 」
  「 リア スプリングの交換 」の予定。
  
というのも、トラ君、フロントのセット方向がはっきりと見えてきたら、今度はリア側の不満(不和)がはっきりと見えてきたからだ。
フロントのわがまま振りに手を焼き、リア側を 人当たりの優しい設定すべく、スプリングレートを下げていたけど、フロントのマナー改善の道が見えてきたら、リアの曖昧さが気になっていたからだ。
   
トラ君、ノーマル状態での リア スプリングの レート(バネ定数)は 約 510 LBS/inch ( 1インチ縮めるのに 510 ポンド )で、以前は 600 LBS/inch とか 575 LBS/inch でもやっていたのに、ユニット銘柄の変更に合わせて 525 LBS/inchにしているからだ。
そこで、スプリング を ハイパワーコイルズ社の 575 LBS/inch へと変更する作業を撮影すれば、上記の 4つ の作業は当然行なう事になるので、4つの 日誌企画 になるという訳だ。
  
さあ、自滅圧力に負けず、どんな日誌になるか、作製する本人が一番心配で楽しみかも知れない。
 
 
   
   

『 セミナー 』 発展計画 ( その1 )

NPO法人GRA では、その活動目標の達成の為、『 整備・セッティング  セミナー 』というイベントを開催しています。

『 整備・セッティング  セミナー 』では、来場した人の疑問や提案に応じて、オートバイの 整備やセッティングに関する 様々な事柄や話題に至るまで、意見交換などを通じて一緒に理解を深める勉強会です。



セミナー で気付かされた事 】

この『 セミナー 』の開催を通じて気付かされた事が、二つ、ありました。
それは、一つはその人の視線の中で、その人の知識や経験に立って、一緒に考える事の大切さで、 二つ目はセミナーを通じて伝えようとする事柄には大きな意味と力があるという事です。

色々な試行錯誤や失敗などを通じて知って体験してきた事を、講演会形式で言葉や図を使って伝える事は一般的に行なわれていますが、そのレベルに留まっている限り、伝えようとする側には 「伝える努力をした」という達成感が、聴く側には 「聞いた、学んだ」という満足感が残るだけの様に考える様になったのです。

その人の立場に立って、一緒に考える事こそが、その人だけでなく、一緒になって考える側にとっても大きな経験となり、新たな知識になる事を 『 セミナー 』での勉強会で学びました。

そして、そうした学びの場で得た体験と知識は、例え Webサイトを通じての発信であっても、そういう場を経ていない知識よりも、観る人に届く力に大きな違いがあるという事も学んだのです。



セミナーのこれから 】

2019年 7月から始めた『 整備・セッティング  セミナー 』は、半年足らずの間に 色々と大切な成果を挙げているので、来年・2020年以降も続けていきたいと考えています。
 
ただ、もう少し、この 『 セミナー 』の良さや成果を、より多くの人と共有していきたいと考えています。
目標となる形式の一つは、日本や世界中のライダーがインターネットを通じて参加して、そこで 一緒になってオートバイについて学び合ったり、情報交換を行なう事かも知れませんが、形式に拘り過ぎて、本来の内容や深みに欠ける 『 セミナー 』に貶める事は避けねばならないと考えています。

『 セミナー 』が持つ本質的な価値を損なわず、より多くの人のオートバイライフ環境を良くする “ 糧 ” となる方向へと、少しずつ、アイデアやヒントを得ながら、進めていきたいと考えています。



【 検討中の企画 】

その様な経緯で、『 セミナー 』の価値を広めていくために、以下の様な 幾つかのアイデア( 企画 )を検討しています。

是非、興味と関心を持っている方は、意見や提案をお寄せ下さい。

< 企画 1 >

〇  全国のライダーから、セミナー で 取り上げて、その 結果を 発表する題材、
   または、その人の 悩みや疑問 を募集して、その中から  1 点程度 採用して、
      一緒に 意見交換して、 それを 公開する。

      全国のライダーにとって、色々な 悩みや疑問、不安は 多く持っている場合は
      少なくないにも関わらず、それを 親身になって対応してくれる機関は少ない
      ので、興味は持ってもらいやすい。

      また、それと同様に、自身では 発信できなくても、同じような悩みや疑問に
      応える姿を見てもらう事は、私達にも双方にメリットがある

 

< 企画 2 >

〇  セミナーでの様子は、画像や映像をネット配信し、詳しい内容は 開催リポート
      や 公式Webサイト「 オートバイの基本講座 」の中で コラム の一つとして
      発表する。、
    または、セミナーで取り上げなかった 提案や疑問 に対して、寄せられた
    内容や件数に応じて、公式Webサイトの中で取り上げて、説明・開催をする

 

< 企画 3 >

〇  セミナーの名称を、『 整備・セッティング  セミナー 』から もっと内容が
      親しみやすく理解しやすい名称に変更する



以上、これからも 『 整備・セッティング  セミナー 』の内容と成果にご注目を願います。

最後に、前回(11/8)開催した 『 整備・セッティング  セミナー 』の、「 リポート 」と 「 参加者感想文 」を紹介します。
 

■ 『 整備・セッティング  セミナー 』開催リポート

http://gra-npo.org/publicity/report/2019/20191108_rep.html

■ 『 整備・セッティング  セミナー 』参加者感想文

http://gra-npo.org/publicity/impress/2019/20191108_imp.html

 

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Q&A タイヤの空気圧について


この文章案について、色々とご意見やご指摘を下さり、ありがとうございました。
お蔭様で、文章内容を分かりやすく、且つ 情報多くまとめ上げる事が出来ました。

2019年10月11日 23:40  意見募集を終了しました




以下の文章は、正式に回答・掲載する前の、内容の確認や校正段階の文章です。
ご覧になった方で、ご指摘やご意見があれば、是非、お寄せください。

                                          2019年10月 5日    13:30 投稿

 

      ***********以下、校正前検討中文章 ************

Q&A   タイヤの空気圧の調整は


【 質問 】

タイヤの空気圧についての質問です。
今は、メーカー指定の空気圧に合わせていますが、ネットでは雨の日は少し下げた方が良いとか、高めが良いとか出ています。
また、サーキットなど高速走行する時には低目にするとか書いてあります。
実際にはどうでしょうか。おすすめはありますか。

 


【 回答 】

タイヤの空気圧について、質問をくださり、ありがとうございます。
確かに、タイヤの空気圧については諸説色々と書かれていますので、迷う人は少なくないでしょう。

では、あなたへお勧めする、一番の方法から案内します。
1. あなた専用のエアゲージ( マイゲージ )を準備します
2. 車両メーカーの推奨値などを目安にして、前後タイヤの空気圧の【 基本設定値 】を決めます
3. 乗る度に、冷間時(走行する前)に、【 基本設定値 】に調整します

<お勧めの理由>
・・ 質問の内容から、空気圧を 10~20 kPa (0.1~0.2 Kgf/? )のレベルで調整を考えていると受け止めました。仮にそうであれば、条件を整えて調整する必要があるので、上記の内容を回答しました。
・・ エアゲージでの測定結果には必ずゲージ毎に個体差があります。まして、不特定多数が使用して故障や経年劣化が不明なゲージ、例えばスタンドや販売店などのエアゲージでは正しい』調整は不可能です。
・・ 毎回、冷間時の調整を進める理由は、外気温が大きく変化した時や、走行した後(温間時)での測定では、20~30 kPa 程度の変化があるからで、正確な調整には測定条件を揃える必要があるからです。
・・ タイヤには、オートバイとライダーとの間でバランス良く性能が発揮できる[最適空気圧]がありますが、それに近づく為には、エアゲージなどの測定条件や暫定の【 基本設定値 】を守る事が第一歩だからです。


         *    *    *  以上が「簡潔編」、以下は「基本と応用編」です  *    *    *    *


『 タイヤのメカニズム 』

ご存知の通り、タイヤは路面をグリップして、オートバイとライダーの荷重を支えるだけでなく、走ったり、曲がったりするなど時に欠かせない役割をこなしています。
この役割を果たす為、タイヤメーカーの技術者が苦心している事は、路面と接するゴム素材の改良と荷重を受けた際の変形の仕方です。

ゴム素材によってグリップが変わる事はスニーカーでも体験している事ですが、どんな風に路面と接するかという変形の仕方によっても性能が左右されるので、緻密な解析技術や新開発素材や技術が投入されている部分です。
そして、この変形の仕方を左右する要素の一つが「 空気圧 」ですから、タイヤの性能を正しく発揮させる為には、ゴムの賞味期限を除けば、「空気圧」の調整が大きく影響します。

ゴム素材の基本性能は高く、通常使用する路面温度( 0℃ 以上 50℃以下)であれば ほぼ安定した性能を発揮しますが、路面温度や気温の変化に伴ってタイヤ内部の「空気圧」は変化しやすく、それによってタイヤ性能も変化します。
だから、タイヤの立場になって考えれば、タイヤの表面温度や気温や降雨などの状況変化に合わせて空気圧を変更するのではなく、タイヤが最もバランス良く性能を発揮する[最適空気圧]に合わせる事が一番良い結果に近づけるのです。

 


『 メーカー推奨値について 』

車両メーカーでは、二輪、四輪を問わず、タイヤの「 空気圧 」の推奨値を明記していますが、これも車両本来の正しい性能を発揮する為には「空気圧」の調整が欠かせないからです。

ただし、車両メーカーが標準で装着しているタイヤ・標準タイヤは、殆どの場合、その車両専用のタイヤが装着されている事も理解しておく必要があります。
車両の設計段階で、車両メーカーが強調したい車両性能を伸ばし、抑えたい性能についてはカバーする為、その車両専用に開発されたタイヤを標準タイヤとして採用されています。

従って、車両メーカーが推奨する「空気圧」は、標準タイヤでメーカーが想定した性能を発揮させる為の推奨値で、標準タイヤからタイヤ交換した場合には “参考値” 程度と理解して、メーカー推奨値が絶対と考えるのは タイヤ設計上からも正しいとは言えません。
また、標準タイヤと同じタイヤメーカーで同じ銘柄( 名称やトレッドパターン )の市販タイヤに交換したとしても、多くの場合は同じタイヤとは言えません。
標準タイヤが車両専用タイヤになっている理由は、タイヤメーカーにとって、車両メーカーは大得意先様であり、発注本数が多くて生産計画も明確なので、専用タイヤの開発と納入は必然だからです。



『 冷間調整、温間調整について 』

冷間調整(通常は短く、冷間と表記します)とは、走行前でタイヤが走行熱で温まっていない状態で 空気圧の調整を行なう事で、温間調整(温間)とは、走行熱でタイヤ自体が温まった状態で空気圧調整を行なう事です。

実際にタイヤが性能を発揮するのは 温まっている時ですから、「空気圧」がタイヤの性能を左右するからには、温間調整を行なうのベストである事に誰も異論は挟めません。
が、実際には、温まっている時に空気圧調整を行なうのは一般的ではない為、冷間時の調整が広く推奨されているだけです。

また、タイヤ技術者の方々も広く “冷間” を推奨し、レース現場でのタイヤメーカーアドバイザーも “冷間” を基本としてきたため、冷間調整が最善であるかの様に捉えられてきました。
しかし、タイヤウォーマーの使用が当たり前になった現場では、レース本番で想定されるタイヤ温度(ホイールも含め)に事前に温めておき、その温度で最高の性能を発揮する「空気圧」に調整する事が求めらており、基本 “冷間” という考え方は既に過去のモノになっています。
 
従って、サーキット走行や講習系走行イベントなど、特定のエリアを走っては空気圧測定やタイヤ表面温度測定が可能な場合には、温間での空気圧調整とデータ収集が基本になります。

 


『 最適空気圧について 』

オートバイの性能を正しく安全に発揮させるには、タイヤに正しく適切に能力を発揮してもらう事が必須ですし、それがライダーにも安心感に繋がる事が欠かせません。
その為には、タイヤが最も性能を発揮する[最適空気圧]は、そのオートバイの状態(車種の他、整備やセッティングの違い)とライダーに合わせ(体重や体格、感性が違うので)によって異なる事を理化して、メーカー推奨値だけに捉われず、最適な[最適空気圧]を探し求める努力はとても大切な事です。

仮に、気温や路面温度、降雨などの路面状況に合わせた調整を加える場合があって、[最適空気圧]を基本に調整して良い結果が出たならば、その修正値を[最適空気圧]として変更する程の考えの余裕幅を持つ事も必要です。

 

本日(9/20)開催 『 セミナー 』 の撮影企画

先日も案内の通り、機会を設けて動画撮影&発信企画を進めていますが、本日(9/20)開催する 『 整備・セッティング セミナー 』で、初の動画撮影を試みる予定です。

撮影した動画を編集して発信する事で、発信情報を豊かにして、伝えたい内容を分かりやすくして、GRAの活動目標の理解を深めて、賛同者が増えるきっかけの一つになる事を願っています。

ただ、こうして 「 やれる事は、やってみる 」精神で進めていきますが、きちんと伝わりやすい内容に編集して、それを 共有サイトへアップロードして、それから 公式Webサイト の ページに埋め込むなど 一連の作業が伴うものです。
「 すぐに!見たい 」と期待してくださる方もあると思いますが、多少のタイムラグをご理解下さい。

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同様な企画として、『 妖怪ガレージ、整備講座 』(仮称)の動画撮影企画も進めており、上記の 『 整備・セッティング  セミナー 』と同様に、カメラ機材は アクションカメラ を 身体に装着する他、通常の HD ビデオカメラ の 固定撮影 の 併用が考えています。

どうぞ、オートバイライフ環境を自ら良くしていく人を増やす活動に、これからも関心とご支援を願います。

海外からのアクセス状況 (Goole Analytics 調べ)

2019年 9月19日現在、GRAの公式Webサイトへの、日本国内 と 海外からのアクセス状況を示すデータを届けます。

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公式Webサイトは、日本語圏を対象に、全ページを日本語で作成しています。 が、一部のページで 英文で短い訳文を入れる様に努めて、英語圏の方々に多少は “ 親近感 ” で馴染める様に工夫をしています。

その多少の工夫の結果でしょうか、アクセス元を国別に表したグラフを見ると、殆どは日本国内からですが、米国、オーストラリア、中国、ドイツ、インド、タイなど、ここ半年ほど、日本以外からのアクセスが増えています。
当サイトへの アクセス状況が確認できる、Google 社のシステムの報告の一部ですが、( Google Analytics データより抜粋 )
 
もちろん、海外発信をしている!と、胸を張って言える内容ではありませんし、そこまでの 労力を払っている訳でもありません。
が、折角、サイトページを作って、世界に繋がっているインターネットを通じて発信をしている限り、せめて英語圏から訪問した方を考慮したページ作成は続けていくべきと考えています。

小さな芽から、繋がりの輪が広がる事を夢見ているのです。
以上、9月19日付け Google Analytics データを確認して、ちょっと、報告したくて、書きました。

 

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GRAでは、公式Webサイトの他、Goo,Hatena、Nifty のサービスを利用して、幾つかのブログサイトを同時に運用していて、そのいづれGoogle Analytics で アクセス・閲覧に関する様々な状況を確認しており、また、お届けしたい情報や傾向を発見次第、改めて報告します。

FacebookTwitterInstagram、note など、各SNS サービスを利用して幾つかの サイト開設しており、それらは Google Analytics 社の対応外ですが、各 SNS 別個の 分析システム で逐次確認していますので、それら SNS サイトについて お届けしたい状況がありましたら、また報告します。